イヌ科バレージ

デュエルマスターズのカバレージ書いてます

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くすのきCS準々決勝:桂木 vs. いつき

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決勝2回戦:桂木 v.s. いつき

(のじぎくカバレージ班(@nojigikucs_cov)で書いたやつを書き直したものです。
一部メモが抜けてる場面があるので所々曖昧な表現になってます。申し訳。)

 

《オリオティス・ジャッジ》が手に入るベスト8、一つの区切りまで勝ち上がり、一息つく選手たち。
だがまだ戦いは終わらない。ここまで来たら、全員の目指すものは同じはずだ。

ベスト8にしてようやくフィーチャー席に呼ばれたということで、大きな声で笑うのはいつき
この男に関して最初に言うべきことは、やはり関西のプレイヤーなら誰でも知っているやたらと通りがいい声だろう。名前は知らなくても声の主なら知っているという方もいるかもしれない。
筆者とも長い付き合いで、今までフィーチャー席に呼ばなかった筆者に憎まれ口を叩く。すまん。

そんな関西ならおなじみの存在に対して座るのは、進学の関係で今年関西に拠点を移した桂木だ。
デュエマに関しても今年が転機。今年の前半に優勝ラッシュで《偽りの王 ヴィルヘルム》を荒稼ぎした姿は記憶に新しい。Vのもれと同じく、のじぎくGW最強決定戦にも出場している。
最終禁断フィールドを展開、使用デッキは彼の相棒たるモルトNEXTで間違いないだろう。

談笑もそこそこに、試合が始まる。
準決勝へコマを進めるのはどちらか。

【Game1】先攻:桂木

後手いつきの《一番隊 クリスタ》召喚からゲームスタート。いつきのデッキは白緑メタリカ
桂木は《フェアリーの火の子祭》で追いかけるが、いつきは《龍装者 バーナイン》までキャスト成功。後手とはいえ幸先いいと言える。

それに対して桂木は《無双竜鬼ミツルギブースト》、少し悩んだ後《クリスタ》を破壊する。
いつきは少し悩んで《クリスタ》《絶対の畏れ 防鎧》と展開していく。

桂木は《リュウセイ・ジ・アース》召喚、デッキトップを手札に加えつつ…
なんと即攻撃、革命チェンジ《蒼き団長 ドギラゴン剣》。
手札の《ミツルギ》で《バーナイン》を破壊しつつ、さらに自身は相手の《防鎧》を利用して退場。
自身のリソース拡大と妨害を同時に行い、相手には手札を与えない。桂木の柔軟な発想が為した技と言えよう。

ここでいつきが動く。《バーナイン》召喚から《ベイBジャック》、ここで《攻守の天秤》でアンタップ。
《奇石 マクーロ》等を展開しつつ、対NEXTにおけるキーカード《赤攻銀 マルハヴァン》の着地までこぎつける。

ターンが返ってきた桂木は《永遠のリュウセイカイザー》を展開するのみで、広がったいつきの盤面をさばき切ることができない。
桂木が見せた一瞬の隙は、今のいつきにとってはゴーサインにも等しいものだ。

ターンが返ってきたいつきは即《ベイBジャック》アンタップ、《マルハヴァン》Wブレイクから横に並んだクリーチャーが桂木の懐めがけて飛び込んだ!
この状況で桂木が勝つためには大量の《熱血龍 バトクロス・バトル》が必要だったが無情にもノートリ。いつきが1本目を先取!

【Game2】先攻:桂木

負け先で桂木が先手。

先に動いたのはまたも後手いつきの《クリスタ》から。
桂木は《火の子》で動き、いつきが《バーナイン》で返す1ゲーム目と同様の展開。
だが桂木はこの展開に《ミツルギ》を合わせることができず、《火の子》でターンを返すこととなる。

いつきはすかさず《ベイBジャック》から展開!
《マクーロ》、《防鎧》を大量に展開したのち、《マルハヴァン》の着地に成功!
このターン中に回しきることはできなかったものの、《マルハヴァン》がいればしばらくは安泰。そのままターンを返す。

だが、7マナに到達したNEXTに対して隙を見せるべきではなかった。
大量のタップクリーチャーは、NEXTの名手桂木にとっては格好の的でしかない。

桂木は《超戦龍覇 モルトNEXT》から《銀河大剣 ガイハート》装備。
2体の小型を殴り返しながら《銀河星龍 ガイギンガ》龍解で《ベイBジャック》を除去、《ガイギンガ》は《ドギラゴン剣》にチェンジして《ジアース》まで展開!
大量の小型を並べたいつきは、なんとか《マルハヴァン》と《バーナイン》を残すのみで精一杯。

いつき、《マルハヴァン》に除去耐性をつけるべく《黙示賢者ソルハバキ》2体と《防鎧》を展開して勝機を探す。
桂木は《レジェドギ》を展開し、負けない状態を作りながら《NEXT》でシールドを2枚ブレイクし、ターンを終了する。
このターン中は負けない。《マルハヴァン》がいるものの次のターンには勝つことができるだろう。

ここで桂木は、白緑メタリカというデッキの恐ろしさを目にすることとなる。

ブレイクで手札が増えたいつきは、《クリスタ》、《バーナイン》2枚目を起点に《ベイBジャック》に行きつき、展開を開始。
小型を大量に並べるが、桂木にはまだ余裕がある。このターンは《レジェドギ》の効果下にあるので、いつきがいくら展開しようが負けはしないのだ。
次のターンに過剰打点を並べ、押し潰せば何の問題もない…

だが4マナを支払って出てきたこのカードを見た瞬間、桂木の表情が一変する。



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《予言者マリエル》。
桂木の表情、そして彼が従えるドラゴンの軍勢が凍り付いた。

《マルハヴァン》により除去耐性を与えられた超強力ロックカード。
桂木がこれを盤面から退ける方法は禁断爆発しかないのだが、封印は2枚残っている。

ターンが返ってきた桂木に残された選択肢は、限りなく薄い勝機を掴むために《次元龍覇 グレンモルト「覇」》を召喚して封印を残り1枚まで減らすこと。
シールドから《バトクロス》が来ることを祈るしかない。

そんな淡い希望すらも、次のターンいつきが大量展開の後に10枚のカードを重ねて出した《無限銀河 ジ・エンド・オブ・ユニバース》が踏み潰していった。

Winner:いつき