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第3回はっちDMCS 決勝戦:ライネス邸漁業組合 vs. 紅茶派閥ゲートボール部

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 第3回はっちDMCS
 決勝戦:ライネス邸漁業組合 vs. 紅茶派閥ゲートボール部

 

 チーム戦の醍醐味といえば、普段はライバル同士のプレイヤーと肩を組んで戦えることもあるが、もう1つ。
 普段共に調整する仲間と、その成果を披露する最高の場になりうることだろう。

 ライネス邸漁業組合…2大会連続の上位入賞となったライネスが、あと1勝を目指してコタツムリZ、り「うすけとここまで勝ち上がってきた。
 DMPランキング京都府1位の◆ドラえもんの言葉を借りるならば、「ライネス邸は京都DMPの基盤を作っている」。いわば京都を代表する調整集団であるライネス邸、家主が栄冠を取り戻すまであと1歩だ。

 対するは、今や「刃鬼プレマ」でおなじみの紅茶派閥。
 今でこそ、その名を聞けば誰もが頷くが、彼らも元は兵庫・加古川周辺のプレイヤー集団。中心であるよざくらと共に、彼らも全国にその名を轟かせることとなった。
 今回のメンバーはコウガ、ゆずぽん、sion。ゲートボール部を名乗ってはいるものの現役バリバリの決勝進出だ。

 今回、紅茶派閥は先述の◆ドラえもん率いる「Eureka」を倒しての決勝進出なのだが、彼らは今回京都勢を3人集めたチームだ。ライネス邸漁業組合にとっては同郷の仇となる。
 京都の意地として、兵庫のカリスマとして。
 そして、この場で最強を目指すチームとして。

 はっちDMCS初のチーム戦、最後のデュエルが幕を開けた。

 

 C卓:ライネス vs. シオン

 【Game1】先攻:シオン

 《怒流牙 佐助の超人》チャージに対しライネスは早速の《螺神兵ボロック》。
 シオンの2ターン目は…なんと最近チェンジザダンテに投入され始めた《デスマッチ・ビートル》。
 《奇石 ミクセル》と違って《螺神兵ボロック》は生き残るものの、《“轟轟轟“ブランド》をアタッカーとして運用できなくなってしまった。大幅な減速が見込まれる。
 《凶戦士ブレイズ・クロー》2体をばら撒き《螺神兵ボロック》がアタックに向かうが、返しに《奇石 ミクセル》まで飛び出し《螺神兵ボロック》が溶けてしまう。

 が、ライネスの手札はそれらのメタ性能をすり抜けるほど軽さと速さを両立している。
 3マナから《ミサイル “J-飛“》《グレイト “S-駆“》。SA2体追加で一挙4打点、このターンにシールドを割り切れる展開だ!
 1点で《フェアリー・ライフ》を踏んだものの、さらにもう1点……

 

 

 

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 事実上のゲームセット。盤面に並んだメタクリーチャーが凶悪なブロッカーと化してしまう《Dの牢閣 メメント守神宮》。
 シオンは《フェアリー・シャワー》でマナを伸ばしつつ、返しに《Dの牢閣 メメント守神宮》スイッチで万が一すらも防ぐ。

 シオンの場に《龍装艦 チェンジザ》が降り立ってしまえば、もはや万事休す。
 中盤以降の堅さは環境トップクラスのチェンジザダンテ。ここまで盤石な動きをされてしまうと、速さだけを追い求めた赤単《“轟轟轟“ブランド》が勝てる要素は1つたりともなかった。

 ライネス 0-1 シオン

 

 事実上ゲームが終了してから、実際の決着が着くまではかなりの時間を要した。何故ならシオンが多くの時間を隣のゆずぽんとの相談に割いたからだ。
 相談ありというルールを生かし、チーム全員で最適なプレイを導き出す。これが紅茶派閥というチーム。

 

 


 【Game2】先攻:ライネス

 ライネスは《轟車 “G-突“》セットからの《凶戦士ブレイズ・クロー》スタート。
 さらに《グレイト “S-駆“》《ドリル・スコール》。シオンの1ターン目を奪い取りながら2点を入れる。
 が、シオンは奪われた1ターン目をトリガー《フェアリー・ライフ》で取り返す。さらに手札から《フェアリー・ライフ》を撃ち3マナへ。
 このマッチアップで意識すべきはチェンジザダンテ側のマナの数。
 シオンにとって守りの要である《怒流牙 佐助の超人》圏内の5マナがターニングポイントとなる。ライネスに残された制限時間は残りわずかだ。

 ライネスは《“轟轟轟“ブランド》を引ければよかったのだが…あいにく《グレイト “S-駆“》追加のみ。そのまま《凶戦士ブレイズ・クロー》でアタックするが…さらなる《フェアリー・ライフ》トリガー!!
 これで4マナまで伸び、《怒流牙 佐助の超人》圏内まであと1マナ。もともと打点が細いこともあり、ライネスは間髪入れずに2体の《グレイト “S-駆“》をシールドに向かわせ、トリガーはなし。シオンのシールドは0枚となる。

 《フェアリー・ライフ》でマナが伸びたとはいえ、シオンは《Dの牢閣 メメント守神宮》がなければこの3打点を上手く処理できない。
 ゆずぽんとの相談に時間を使ったあとは自分の番。だがその手つきに迷いはなく、4マナを手にかける。

 

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 《Dの牢閣 メメント守神宮》。1ゲーム目を決定づけたこのマッチアップのキーカード。
 盤面に打点はいないものの、スイッチでライネスの3打点が沈黙。ライネスは仕方なく《凶戦士ブレイズ・クロー》を追加しエンド。
 シオンは《龍装艦 チェンジザ》から《六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》を捨ててさらに打点を縛りに行く。

 ライネスは《ミサイル “J-飛“》を追加しつつ、強制攻撃の《凶戦士ブレイズ・クロー》を渋々ダイレクトへ向かわせる。当然ブロッカーを得た《龍装艦 チェンジザ》でブロック。
 シオンは《怒流牙 佐助の超人》を追加し《超次元エナジー・ホール》を捨て、《龍装艦 チェンジザ》を《“轟轟轟“ブランド》の火力から逃がすために《激相撲!ツッパリキシ 》。残った4マナで《六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》。
 ライネスは《轟車 “G-突“》を召喚。強制攻撃の《凶戦士ブレイズ・クロー》は当然ブロックで墓地へ。

 1枚ずつ《凶戦士ブレイズ・クロー》が消えていく中、その手札には勝負を決めるカードが揃いつつある。
 ゆずぽんを挟んで向こう側にいるコウガに相談しながら、詰め筋を確認するシオン。

 そして、プランが固まった。
 このプレイを目の前にすれば潔く諦めてしまう。そして、味方ならこれ以上なく心強い。

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 《Dの牢閣 メメント守神宮》貼り換えからの《時の法皇 ミラダンテⅫ》。
 デッキ全てのクリーチャーの召喚を封じられつつ、上下逆さになった《Dの牢閣 メメント守神宮》がライネスの盤面を沈黙…。

 当然、この時点でライネスに勝ち筋は残されていなかった。

 ライネス 0-2 シオン


 この時点でチーム戦績は1-1。
 最後はチーム全員が見守る総力戦。コタツムリZとゆずぽんによるデスザークミラー。
 3本目まで縺れ込んだ試合は………

 ゆずぽんのダイレクトアタックによって、幕を下ろした。


 CHAMPION:紅茶派閥ゲートボール部!