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第5回DM京都CS 決勝2回戦:スライ無 vs. ノン@ゴジット

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 第5回DM京都CS
 決勝2回戦:スライ無 vs. ノン@ゴジット

 

 Writer:◆ドラえもん

 

 総勢190名で行われた京都CS。本戦2回戦まで駒を進めたのはALGO小倉店が生んだ奇才、スライ無。前回の京都CSではベスト16、つまりはここで散っている。しかし、今日の彼は予選全勝1位通過と絶好調。

 迎え撃つのはGP5th3位、前年度DMPランキング25位の超強豪ノン@ゴジット。

 波に乗る古都の異端児vs首都から来た最強の刺客。

 勝てばベスト8、負ければそこで終了。GP7thの命運も占う、京都CS。その次のステージへ進めるのは果たしてどちらだ。

 

 先攻はノン@ゴジット。
 1ターン目に《超Z級 ゲキシンオー》をマナチャージ、少し珍しいカードではあるが、彼の選択したデッキはどうやらジョーカーズのようだ。
 しかし、珍しい分その型は未だに知り得ない。

 対するスライ無は《崇高なる智略 オクトーパ》をチャージとこちらもまた珍しいカード。
 1ターン目は互いに自分の間合いを探らせないマナチャージといった印象を受ける。


 先攻2ターン目、ノン@ゴジットは小考の後に《アイアン・マンハッタン》をセットし、《ヤッタレマン》召喚。相手がボード処理を得意としないデッキかを吟味する間だったのだろうか。
 そしてマンハッタンの存在が背後の《ジョット・ガン・ジョラゴン》の気配を感じさせる。

 対するスライ無は《“轟轟轟“ブランド》をマナチャージしてそのままターン終了。どうやらスライ無が操るのは赤青を基調とするビートジョッキーデッキのようだ。


 互いにデッキが判明してきた3ターン目、ノン@ゴジットは《キング・ザ・スロットン7/7777777》をチャージしてそのまま終了と少し控えめな動き。

 先に動かないのならばと言わんばかりにスライ無は動く。
 《“必駆”蛮触礼亞》のBADを利用して《”末法”チュリス》をディスカードしつつ、《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を踏み倒し。《“必駆”蛮触礼亞》のバトル効果によってノン@ゴジットの《ヤッタレマン》が破壊され、彼の盤面からクリーチャーが居なくなる。そして、そのままスライ無は相手のシールドをWブレイク。そこに《バイナラドア》があれば、スライ無のプランを壊せるが…トリガーは無い。

 スライ無のエンド時に《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》は破壊され、そのまま追加ターンへ移行。《ゴリガン砕車 ゴルドーザ》を場に送り出し、手札は残り1枚。勿論その1枚は《“轟轟轟“ブランド》!!
 シールド3枚に対してWブレイカーと2回殴れるクリーチャーでジャストキルがここで揃う。


 スライ無は《“轟轟轟“ブランド》から攻撃。Wブレイクからは今度こそ《バイナラドア》が現れ、《ゴリガン砕車 ゴルドーザ》はバトルゾーンから消え、ターンが返る。

 残り盾1枚まで追い詰められたノン@ゴジットだが、その手札は潤沢。《ヤッタレマン》を失ったため、このターンに《ガヨウ神》を出すことは叶わないが、まずは盤面を作り直すことを目指す。2マナで《ヤッタレマン》、更に2マナで《ポクチンちん》で相手の墓地を空にする。


 これで追加の《“轟轟轟“ブランド》は、《ポクチンちん》で咎められた、しかしSA1枚で勝負が付くかもしれないというこの状況で、スライ無は祈りを捧げる。

 しかし、彼のデッキはそれに答えなかったようだ。スライ無はマナチャージはせず《“轟轟轟“ブランド》で最後のシールドをブレイク。トリガーはない。


 《ヤッタレマン》含めてジョーカーズ3体を場に残すという、カウンターの準備が整った状態でターンが返ってきたノン@ゴジット。《ガヨウ神》にアクセスさえ出来てないものの、シールドブレイクによりその手札は潤沢。

 もう要らないという宣言かのように《ガヨウ神》をマナチャージ、出すのは《パーリ騎士》。
 《ヤッタレマン》と《パーリ騎士》をバウンスして合計3軽減で《ジョット・ガン・ジョラゴン》を召喚。そのまま《ジョット・ガン・ジョラゴン》でプレイヤーを攻撃。

 マナチャージで《ガヨウ神》を埋めるのだ、手札が弱いわけが無い。捨てるカードは《ガヨウ神》。現代デュエルマスターズでよく見る光景《ガヨウ神》から《ガヨウ神》への連鎖、そして最後は《アイアン・マンハッタン》。
 《アイアン・マンハッタン》の効果ブレイクの中にトリガーが無く、スライ無がノン@ゴジットの打点を捌ききるにはもう《終末の時計 ザ・クロック》しか無くなった。

 ノン@ゴジットは《アイアン・マンハッタン》のディスカード効果で《超Z級 ゲキシンオー》を捨てて、スライ無の残る2枚のシールドをブレイク。

 

 

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 「《終末の時計 ザ・クロック》で!」

 フィーチャー卓に響いたスライ無の声はそのまま彼の勝利を意味していた。


 WINNER スライ無

 勝負を決めたのは前向きな姿勢。《ポクチンちん》が場に出なかった1ターンの隙を突き、ただ前だけを見て盾を割り、自分の盾に全てをかける。

 勝者はALGO小倉のスライ無!次も止まるんじゃねえぞ。