第4回京都CS決勝戦:ペンギン vs. カイザ
決勝戦:ペンギン vs. カイザ
この秋京都で開催されたGP5th、決勝の舞台。
そこではナツメ選手がかめ選手の攻勢をギリギリの《アルカディア・スパーク》でカウンターし、見事優勝を掴み取った。
来週京都で行われるのは関西エリア代表決定戦。
迫りくるビートジョッキーの攻勢をいかに捌き切るかが焦点となる環境。直前にカードプールの追加もあり、特に《ドンドン吸い込むナウ》で強化される青緑系のデッキがどこまで躍進するかが見どころとなる。
そして、12/9は第4回京都CS。
環境トップと思われた白緑メタリカがなんとベスト16で全滅。
モルトNEXTを筆頭に、ビートダウンの躍進が目立った大会だった。
決勝戦の机に座るのは、ペンギンとカイザ。
ペンギンの使用デッキは5cバスター、カイザの使用デッキはモルトNEXT。
一足先に京都の頂点を掴むべく、2人が最後の戦いに向かう。
先攻ペンギンの《爆砕面 ジョニーウォーカー》によるブーストからスタート。
モルトNEXTを使うカイザは《メンデルスゾーン》。しかしここは1ブースト。
ペンギンは《神秘の宝箱》。少し悩んだ後《音精 ラフルル》をセットし、5色が揃う。
マナには2枚の《蒼き団長 ドギラゴン剣》が見えており、手札の充実が伺える。
カイザも負けじと《フェアリーの火の子祭》で追いかける。
ペンギンは《超次元ムシャ・ホール》から《勝利のリュウセイ・カイザー》。封印を剥がしつつ、カイザの展開を減速させる。
それに対してカイザは完璧な解答となる《無双龍鬼ミツルギブースト》!
《リュウセイ》を除去しつつ、次のターンに望みを繋げる。
ペンギンはチャージせず《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》。
手札に《ドギラゴン剣》が控えていることはマナセットから伺え、さらにマナに《リンネビーナス》が控えている…が、多色マナは《リンネ》含むちょうど4枚。
このまま《ドギラゴン剣》が走っても、マナから《リンネ》を出しても意味はない…
が、この日の勢いはペンギンにあった。
値千金の《リンネビーナス》が《イーヴィル》から落ちる!!
これをそのまま回収、すかさず手札の《ドギラゴン剣》にチェンジ。
先ほど回収した《リンネ》が呼び出され、マナは減っていないので多色マナ武装は4。
《リンネ》の効果がしっかり発動、封印から落ちた《アクアン・メルカトール》が墓地から加勢。
3+2+1。これでちょうど致死打点!!
突然致死打点を叩きつけられたカイザ。
こうなると、望みはシールドにあるかもしれない《熱血龍 バトクロス・バトル》。
3点。トリガーはない。
そして2点。祈るようにシールドを確認する…
そうしてカイザが取った行動は、残念そうに肩を落とすこと。
栄冠が、《アクアン・メルカトール》のダイレクトアタックによって掴み取られた。
Winner:ペンギン
「CSの最高成績が3位、決勝も初めてだったので本当にうれしい」と話すペンギン。
仲間内に向けられたガッツポーズ。
これは来週のエリアに臨む、自分自身への激励のようにも見えた。
関西エリアの前哨戦とも位置付けられる京都CS。
この日に自信と勢いをつけた2人の活躍を期待しつつ、筆を置きたいと思う。
第4回京都CS、チャンピオンはペンギン!!おめでとう!!