第4回京都CS決勝0回戦:ライネス vs. スライ無
決勝0回戦:ライネス vs. スライ無
GP5thの舞台となった日本の古都、京都。
そこで行われた第4回京都CSも、長い予選ラウンドを終え本戦に差し掛かった。
6-2ラインが予選を突破するため、人数を16人にするためのラウンド、いわば0回戦から決勝トーナメントがスタートする。
1発目のフィーチャー席には、決勝進出者の中でも一際異才を放つ男、スライ無を招待した。
今回のサポート店、ソフトハウスALGO小倉店で普段遊んでいる地元の選手。
超次元からは少し前に流行した青ドラグナー採用型のシリンダダンテの様相を見せるが、《勝利のプリンプリン》が採用されているなどいまいち読めない。
対戦相手はライネス。
最終禁断フィールドを設置し、モルトNEXTの超次元を提示。
事実上の予選最終戦。
ここで勝ち残り、ベスト16への生き残りを賭ける。
後攻スライ無の《フェアリー・ライフ》からスタート。
マナゾーンには《ハイエイタス・デパーチャ》と《龍装者 スペレート》と不穏な空気が漂う中、マナに落ちたのは《革命類侵略目 パラスキング》!
とうとうデッキが分からなくなってきた。
ライネスは《フェアリーの火の子祭》でブーストを開始。
スライ無はさらに《ライフ》を撃ち込み、返しのライネスも同様に《火の子》。
6マナに到達したスライ無は《禁断機関 VV-8》を召喚!
手札を整えながらフィニッシュへの準備を開始。
同時に、同じ速度で動いてきたライネスもドラゴンを出せるマナ域に到達。
7マナを支払い《次元龍覇 グレンモルト「覇」》を展開。
プレイヤー攻撃時に《爆熱天守 バトライ閣》を設置し、次のターンへの布石を整える。
ここでニンジャストライク《怒流牙 佐助の超人》からの《斬隠蒼頭龍バイケン》。
が、ここではバウンスは《佐助》を選択し、《バイケン》を展開しながら攻撃を受け入れる形。シールドからは《ライフ》。
次のターンには《バトライ閣》起動により圧倒的な盤面を作り上げるであろうライネス。
だが、先に布石を整えたスライ無のデッキは、ここから異次元へと突入する。
スライ無は《ν・龍覇 メタルアベンジャーR》を展開!
封印を外しながら《龍魂城閣 レッドゥル》で《アベンジャーR》をSAに。
ここで《バイケン》攻撃時《パラスキング》侵略、そして《時の法皇 ミラダンテⅫ》革命チェンジ!
《パラスキング》は自身の効果により全文明のコマンド・ドラゴンとして扱う。
そのため、青のコマンドが出たことで《VV-8》の封印が剥がれ落ち、《ミラダンテⅫ》への革命チェンジも問題なく成功する。
それが意味することは、打点を揃えながらの《VV-8》禁断機動!!
現状でもちょうど倒しきれる打点となっているスライ無の打点。
トリガーがなかったライネスに対しては、禁断機動のエクストラターンを待つ必要もなかった。
Winner:スライ無
「自然のカードで《VV-8》の封印剥がしを加速することができる」という《パラスキング》を採用した意欲作。
洛中CSでも4位となった、本人曰く「誰にも読めない」相棒がスライ無をベスト16へ押し上げた。