イヌ科バレージ

デュエルマスターズのカバレージ書いてます

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第5回DM京都CS決勝1回戦:く vs. フェアリー

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 第5回DM京都CS
 決勝1回戦:く vs. フェアリー

 今回の京都CSでは、新たな試みとしてYouTubeへの動画アップも行われる。
 が、運営には動画撮影に不慣れなメンバーばかり。何か助力が欲しいところ……

 ………悩める筆者がトーナメント表を見るにつき、この上ない幸運が舞い降りた。
 彼が予選を突破している!!!!野生の強いフェアプロ!!!!!(元々会場に残ってればフェアリーに手伝ってもらうつもりでした、マジありがとうございます)

 もはや筆者が語るまでもないだろうが、YouTubeチャンネル「FairyProject」の旗揚げ、その人こそがフェアリーである。
 取り扱うコンテンツはデュエルマスターズのみだが、優れた編集技術と彼らのキャラクター性がキッズの心を掴み、チャンネル登録者数は3万人を超える巨大チャンネルとなった。
 彼らが人気となった理由の1つは、元々デュエマの地力が非常に高いこと。現にこの日相棒のZweiLanceは予選全勝で本戦のシードを獲得。フェアリーも7-1で予選を通過している。

 予選を突破したと思えばいきなりの有名プレイヤーとの邂逅に、対戦相手のくは何を思うか。
 6-2を達成したプレイヤーたちが16人になるまでふるいにかけられる決勝1回戦。
 デュエマ・スタートの合図とともに、京都の夜の帳が下りる。

 先攻:く

 くは《“罰怒“ブランド》をチャージし早速《凶戦士ブレイズ・クロー》召喚。
 対してデスザークを操るフェアリーは《堕魔 ドゥポイズ》チャージ。
 本人曰く、じゃんけんに負けた段階で負けを悟ったとのこと。さあ、勝負はこの5枚のシールドに。

 くは《ホップ・チュリス》を召喚し、《凶戦士ブレイズ・クロー》で1枚ブレイク…

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 天秤は、勢いよくフェアリーの方に傾いた。

 《撃髄医 スパイナー》。赤単を意識して4投したという、無慈悲なトリガーが早くもくを絶体絶命に陥れる。
 フェアリーは《堕魔 ドゥリンリ》を並べ、効果で《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》を落とす。

 3ターン目をセットエンドで終えたくに対し、《堕魔 グリナイブ》を並べる。
 が、ここでくが動かなかったのは次のターンの布石。
 《グレイト “S-駆“》を召喚し、それを《ランド覇車 ガンブルマン》にNEO進化!
 これで場の魔道具を減らしつつ《堕魔 グリナイブ》を討ち取り、Wブレイク…するも、またも《撃髄医 スパイナー》。《ランド覇車 ガンブルマン》が無慈悲に溶けていく。
 これで手札が尽きてしまったく、フェアリーが《堕魔 ヴォガイガ》のみでエンドしたとしてもできることがあまりに少ない。
 だがフェアリーがここで《卍 デ・スザーク 卍 》に辿り着けなかったことで、トップ《“轟轟轟“ブランド》からスピードアタッカーを引くという勝ち筋がまだ残っている。
 渾身のトップドローは……悲しくもマナゾーンに吸い込まれていく。

 そして、決着の時。
 1軽減から3マナ《堕魔 ヴォガイガ》、2軽減下で《堕魔 グリギャン》《堕魔 ドゥシーザ》。満を持して登場した《卍 デ・スザーク 卍 》。
 次ターンには《堕魔 ヴォーミラ》《堕魔 ヴォーミラ》《堕魔 グリナイブ》。あとは《爆殺!! 覇悪怒楽苦》を人海戦術でケアすべく、盤面を魔道具で埋め尽くすだけ。
 一切の負け筋を許さない難攻不落の要塞を作り続けるフェアリーに対し、くができることは最早マナチャージのみだった。

 WINNER:フェアリー

 フェアリーの使用デッキは「GPの本命ではないんですけど」と前置きした上での黒単デスザーク。
 「京都CSはGP前に環境偵察に来る人が多いだろうから、その人たちが使いそうな《“轟轟轟“ブランド》を意識して《撃髄医 スパイナー》4投などのチューニングを施しました」と、当の本人も偵察目的で京都CSに来つつ、勝利を求める意識も忘れていない。

 早速東北の大スターのフィーチャーマッチを書けたことに感謝したい。
 彼の手によって、完璧な画角となったカメラとともに。